【腸活】おならがくさい時、腸内環境は良い?悪い?
おならがくさい時、それは腸内環境が悪いサインかもしれません。腸内環境の良し悪しは、病院での検査や腸内フローラの検査キットなどで調べられますが、もっと簡単に知る方法があるのです。この記事では、腸内環境を示すサインと、腸内環境を整える「腸活」について紹介します。くさいおならの臭いが気になる方や、自分の腸内環境が良いのか知りたい方などはぜひ参考にしてみてください。
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腸活とは
腸活とは、腸内環境を整えて健康を維持することです。より具体的に、腸内フローラ(腸内細菌)のバランスを整えることを腸活と言う場合もあります。腸内には多種多様な細菌が存在しており、腸の細胞を活発にしたり、腸内環境を整えたりする「善玉菌」と、毒素を出して腸内環境を悪くする「悪玉菌」、そして腸内環境の大部分を占める「日和見菌(ひよりみきん)」に分けれらます。
日和見菌は腸内環境が良い時は善玉菌の味方をして、悪い時は善玉菌の味方をする性質を持つ菌です。年齢や病歴などにもよりますが、一般的には善玉菌、日和見菌、悪玉菌を「2:7:1」のバランスに整えることが理想的であると言われています。
腸内環境を示す2つのサイン
腸活とは何かわかったところで、ここからは腸内環境を示す2つのサインを紹介します。
①おならの臭い
「くさいおなら」は腸内環境が悪いサインのひとつです。おならは腸から排出されるガスなので、その匂いで腸内環境をある程度推測できます。肉や卵などの動物性たんぱく質や脂肪は悪玉菌が増える原因となる食事です。たんぱく質が悪玉菌に分解されると、硫化水素などの特有の臭いを持つ成分を含むおならになります。また腸内に便が溜まっている場合も、ガスが長期間溜まったり、異常発酵した便の臭いを含んだりして「くさいおなら」になりがち。ただし、ニオイの強い食材を食べた後など、腸内環境に関係なくくさいおならがでる場合もあります。
②便の色と臭い
便には腸内細菌の死骸が多く含まれているため、便の色や臭いも腸内環境のヒントになります。黄色から黄色っぽい褐色であれば善玉菌が優位で、黒っぽい色であれば悪玉菌が優位である可能性が高いです。またおならの臭いと同様に、便の臭いも悪玉菌が多い状態だとくさくなる傾向があります。
くさくないおならを目指す腸活は?
続いて、腸内環境を整えて「くさくないおなら」を目指すためにおすすめの腸活を紹介します。
善玉菌を増やす食事をする
腸内環境を整えるには、腸内フローラの善玉菌を増やして悪玉菌よりも優位な状態にすることが大切です。ヨーグルトや納豆、ぬか漬けなどの食材に含まれる乳酸菌やビフィズス菌、酵母菌は善玉菌で、大腸まで生きて届く商品・食材であれば、直接腸内の善玉菌を増やせます。また食物繊維は善玉菌のエサとなり善玉菌を増やす性質があるため、食物繊維を多く含む食品を食べるのもおすすめです。
便秘対策をする
便秘対策も腸活の一種です。主な便秘対策としては食物繊維を豊富に含む食品を積極的に摂ることが挙げられます。食物繊維は善玉菌を増やすだけでなく、便に水分を与えて排便をスムーズにしたり、便のかさ増しをして便意を催しやすくしたりする働きがあるのです。また水分をしっかりとること、規則正しい食生活をすることなども便秘対策になるので意識しましょう。
栄養バランスの良い食事をする
善玉菌や食物繊維を豊富に含む食材を意識して摂るのが難しいという方は、単純に「栄養バランスの良い食事」を意識するだけでもOK。主食・主菜・副菜を組み合わせた食事を1日3食摂ることを目指すところからはじめてみてください。
おならがくさいと思ったら、腸活を始めよう
腸内環境を示すサインと腸活について紹介しました。おならがくさいのは腸内環境が悪いサインかもしれません。この記事を参考にしながら、食事や生活習慣で腸内環境を整えて、くさくないおならを目指しましょう。