節分と豆まき(2021年2月2日 今年はイレギュラーな年)
節分
2021年の節分は2月2日でいつもより1日早いですね。
それは、立春が2月3日の23時59分ですので、ギリギリで2月3日となったために、その前日の2月2日が節分となったと言うわけです。
「気学的」に言うと 日が切り替わるのが23時ですので、立春もいつもどおり2月4日で、節分も2月3日で良いところですが・・・
一般的に24時で1日が切り替わるとしている グレオリオ歴を使っている現代の人が、混乱しないようにカレンダーに合わせて行事を行うのは 思いやりに溢れていて良い事だと思います。
豆まき
正式には『追儺式(ついなしき)』と言い、古来中国では春・秋・冬 の三回の節変わりに行われてきたようです。
それが日本にも伝わって、大晦日(旧暦の12月30日)に行われる宮中の行事になり その後、一般にも広く行われるようになったそうです。(節分は旧暦の大晦日に相当する大切な日でした。)
季節の分かれ目、特に年の分かれ目の2月3日(頃)には邪気が入りやすいと考えられており、様々な邪気払いの行事がおこなわれて来ました。
疫鬼や魑魅魍魎(ちみもうりょう)を追い払う、すごく大切な意味のある行事なのです。
「儺」の意味
訓読みは 「おにやらい」 意味は 鬼(疫病神)をおいはらう儀式 参考goo辞書
字の作りをよく見てみると、「にんべん+難」
これは・・・1番の鬼は人の難、要するに「人の心の中にいる鬼」だと言っています。
「強欲」や「執着」「邪な心」や「怠け心」「嫉妬心」や「心妬み」
ぜひ 節分の豆まきで全て払い落としてしまい スッキリとして新しい一年の始まりを迎えたいですね!
気学で
一年の変わり目を担当するのは 八白土星という星で、八白土星の本籍地は「丑寅」で『鬼門』にあたります。 (ここでも『鬼』が出て来ますが詳しくはまた次回書きたいと思います。)
うまく新しい一年に切り替えて行くためには この「鬼門」を越えていかなければなりません。 追儺の行事の大切さがここにも表されていると思います。
2020年はコロナウイルスに苦しんだ一年でした。 豆をまいて、疫病コロナを振り払い、うまく2021年に移って行きたいものです!
去年訪れた箱根神社の節分祭で拾った豆
くじでお米が当たりました。
2021年は中止になった様で残念ですね・・・
恵方参り
そして、立春には恵方参りに行きましょう!
ここ数日の間 2021年の「丙の神社」のお問い合わせが沢山入りました。
2020年の西の庚 から 2021年は南の丙に変わりますので、多くの方が地図と睨めっこだった様です。
恵方参りのタイミングはこちらを参考にしてして下さい。
恵方参りの事を知りたい方はこちらへ
前の記事へ
次の記事へ